保険委員会の役割
保険委員会は医療保険の中の保険診療、主に診療報酬に関係しております。
医療保険とは、相互扶助の精神の下に、病気やけがに備えて収入に応じ保険料が徴収され、保険診療を受けた時に保険から歯科医師に医療費の一部を支払う仕組みです。医療保険は、会社員が加入する被用者保険(職域保険)と自営業者や会社員退職者などが加入する国民健康保険、75歳以上の方が加入する後期高齢者医療制度に大別され、すべての皆さんは必ずどこかの医療保険に加入しております(国民皆保険)。
我々歯科医師は、皆さんの保険診療を行った際その診療内容に基づき、厚生労働省が告示した保険診療点数に従って診療報酬明細書(レセプト)を作成して、それぞれの医療保険を運営する保険者に診療の報酬を請求します。診療の報酬は点数化され(診療報酬点数)、1点は10円です。皆さんが窓口での支払う金額(一部負担金)は、たとえば3割負担の場合、診療報酬点数×10円×30/100となります。
保険委員会の主な役割は、歯科医師が保険診療の報酬を適正に請求することを手助けすることにあります。そのことにより皆さんに適正な保険診療が実施され、皆さんの健康増進に寄与するための良質な医療が提供されることに繋がると考えております。
主な活動内容は以下の通りです。
- 保険研修会の開催
正しい保険請求の仕方等を目的とした研修会で、年に2回程度開催しております
- 毎月1回の保険委員会の開催
保険診療に関する情報収集と整理を行い、歯科医師全員に情報提供しております。
- 冊子等の作成
保険診療をできるだけ理解しやすいように手引きや冊子を配布している。
- 全国で開催される各研修会、協議会への参加
参加することで最新情報を取得し、それらの情報を提供している。
- その他